ストレッチ浅めでも背中に入る|SHUA/プルダウン(ウェイトスタック)

調整やフォームは人それぞれなので、まずは軽めで可動域と違和感の有無を確認してから進めています。

ジムで実際に使ってみた個人メモです。個体差(摩耗・ガタ・滑り)や設置環境で体感は変わります。

体感中心で書いています。安全面やフォームの最終判断はご自身の範囲で、無理せず進めてください。

概要

SHUAのウェイトスタック式プルダウンマシンです。いわゆる「固定軌道のフラットプルダウン」で、ケーブル型のラットプルダウンとは違い、バーの軌道が決まっているタイプになります。

ライフフィットでは、基本的にケーブル型のラットプルダウン(ケーブルローとの併用間マシン)が常設されている店舗が多く、この固定式プルダウンはむしろ少数派という印象があります。「可変性の高いケーブルがあれば十分」という判断なのかもしれませんが、実際に使ってみると、少しクセはあるものの、背中に素直に入りやすいマシンだと感じました。


筆者スペック

身長176cm/体重75kg前後
胴長・短足・腕長め体型

PURUDAUN
251116065216646

構造・動作特性

このプルダウンは、シートに座ってバーを上から引き下ろすオーソドックスな構造です。

  • ウェイトスタック式で、ピンで素早く重量変更が可能
  • シートの高さ調整と、大腿部を固定するパッドで体をホールド
  • 軌道は「ほぼ真下に引く」イメージの固定式で、プレートロードのようにアームが広がったり閉じたりはしない

SHUAは「アジア人の骨格に合わせた設計」を謳っていることもあり、バーの位置やシート周りの寸法は、日本人の体格でも違和感が出にくい作りになっていると感じました。ラック位置やバーのスタート位置も極端ではなく、最初の一発目から動作に入りやすいです。

一方で、スタックの当たり方には少しクセがあります。ストレッチ側、つまり腕を伸ばしていく方向の可動域がやや浅めで、私の体格では「もう少し伸ばしたいところ」でウェイトがスタック下部に当たってしまう場面がありました。


使用感・実際の動作

ストレッチ側の可動域と使いにくさ

実際にトレーニングで使ってみると、まず気になったのがストレッチ側の可動域がやや物足りない点です。

  • 腕を上に伸ばしていくと、ほんの少し余裕を残したところでスタックが下に当たってしまう
  • 身長176cm・腕長めの体型だと、「あと一段階ストレッチが欲しい」と思う位置で動きが止まる

これは完全に私の体格との相性もあると思いますが、ラットプルダウンで「上でしっかり伸ばしたい」人には、少し使いにくさにつながるポイントかもしれません。

シートを低め設定すれば多少マシにはなりますが、そのぶん引き切ったときのポジションが変わるので、どこかで折り合いをつける必要があります。

動きそのものは体になじむ

ストレッチの浅さという弱点はある一方で、動きそのものは非常に素直です。

  • 肩関節の屈曲/伸展に沿った、まっすぐな軌道
  • 引き始めから引き切りまで、負荷の乗り方に大きな段差がない
  • 体を後ろに大きく倒さなくても、背中に「スッ」と入ってくる感覚がある

「さすがアジア人の骨格を意識しているだけのことはある」と感じるフィット感で、バーの位置やグリップの角度が自然に感じられます。

プレートロード機との違い

同じSHUAのプレートロード型プルダウンと比べると、以下のような違いがあります。

  • プレートロード機
    →ストレッチ側で手幅がやや狭くなり、引くにつれてアームが広がる構造のものが多い
    →肩甲骨の動きや、背中の収縮を強調しやすい
  • このウェイトスタック機
    →ストレッチ側でやや狭めの手幅になる点は似ている
    →ただし、引き切ったときにアームが大きく広がる構造ではないため、手幅はほぼ一定のまま
    →結果として「肩関節の屈曲/伸展」を意識した、シンプルな縦引き動作になりやすい

プレートロード機のような「動作につれて手幅が変化していく」感覚はない代わりに、
まっすぐ引いて、まっすぐ戻すという基本動作に集中しやすいマシンといえます。

肩甲骨の下制と、肘を腰の横へ落とす感覚を大事にしながら、

  • ややナロー〜スタンダードくらいの手幅
  • 反動少なめでコントロールして引く

といった使い方をし、「屈曲/進展」を意識したトレーニングに向いていると感じました。


PURUDAUN
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総評

ウェイトスタック式の固定式プルダウンとしては、ごくオーソドックスなマシンです。ただ、ライフフィットのようにケーブル型ラットプルダウンが標準装備のジムでは、あえて置いている店舗が少ないこともあり、使ってみると意外と印象に残る一台でした。

  • ストレッチ側の可動域はやや浅めで、体格によっては物足りなさを感じる
  • その一方で、軌道やフィット感は素直で、背中の屈曲/進展を意識したシンプルな縦引きには向いている
  • 可動域の広さよりも「安定した軌道」「フォームの再現性」を優先したい人には相性が良い

ラットプルダウンほど自由度はいらない、でも毎回同じ感覚で引けるマシンが欲しい、というときに使いやすい1台だと思います。


参考リンク

DAUN
251116070021772

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