
調整幅が広いマシンほど、同じ種目名でも「人によって別物」になりやすいです。シート位置や背もたれ角度、可動のクセで体感が変わります。
ジムで実際に使ってみた個人メモです。
フォームの正解を断定する意図はありません。体感中心で書いています。違和感が出る場合は可動域を浅くする・重量を落とすなど安全側に調整してください。
概要
Realleaderの左右独立ハンドル式スミスマシンです。バーを固定レールで上下させる一般的なスミスとは別物で、左右それぞれのハンドルがレールに沿って動きます。
バーが身体に当たって「そこ以上は下ろせない」という制約が出にくく、ダンベルに近い下ろし方を取りやすいのがこの機種の良さだと感じました。
一方で、スクワットなど「バーを担いで行う種目」は想定外です。基本はプレス系の専用機です。

筆者スペック
身長176cm・体重75kg・胴長短足・腕長め
構造・動作特性
- 左右独立のハンドルが、ガイドレールに沿って上下します。軌道は完全な垂直ではなく、レールがハの字(上に行くほど内側へ)で、上方ほど手幅が少し狭くなる動きです。
- プレートの装着位置が腕(アーム)側にあり、いわゆるプレートロードとして扱える構成です。
- シートは前後に26段階。背もたれは9段階。角度と距離を細かく合わせられます。
- 背もたれを立てるとショルダープレス寄り。倒すと深めのインクラインプレス寄りまで対応できます。
- 左右独立ゆえ、押し出しで左右差がそのまま出ます。良く言えば矯正、悪く言えば雑にやるとブレます。
使用感・実際の動作
ショルダープレスとして
まずショルダープレス設定で使いました。
- 下ろしでフルストレッチを取りやすく、肩前部〜上部胸が強く伸びる感覚がありました。バーが当たらないのでかなり深く降ろせます。
- 手幅は私にはちょうど良く、肘の逃げ道も確保しやすい印象です。
- シートをやや前寄り(押すラインが少し前になる位置)に設定できるのが地味に便利です。肩関節の角度を作りやすく、胸を張って押しやすくなりました。
バックプレスのポジションも取れますが、私は肩関節が硬いので止めておきました。 - レールが上で少し内側に寄るので、終点で肘が内に入ってくる感覚があります。押し切りで三頭に抜けやすい人は、握りや肘の向きを意識した方が良いかもしれません。

インクラインベンチプレスとして
次に背もたれを倒してインクラインの角度で。
- 左右独立の操作感はやはり独特です。押し出しの軌道が左右で完全に同じにならないので、胸郭の向きや肩甲骨の置き方がそのまま結果に出ます。
- 私にはボトムで少し手幅が広く感じました。ただ、その分「胸の外側〜上部に入りやすい」タイプの刺激で、プレートロードのワイド系チェストプレスに近い入り方をしました。
- バーが胸に当たらないので、ボトムで深く下ろせます。反面、下ろしすぎると肩前側が先に詰まりやすいので、最初は控えめな深さから入るのが安全だと思います。

総評
「みんな思いつくのに、あまり見ない」形のスミスです。左右独立+ガイドレールで、ダンベルの自由度とマシンの安定感の中間を狙った機種だと感じました。
ショルダープレスはストレッチが取りやすく、シート調整で押すラインも作れます。インクラインでは独特の広がり感が出て、胸の入り方が好みでした。
一方で、左右独立ゆえに雑に押すとブレます。可動域も深く取りやすいので、重量よりも「下ろしの深さ」と「肩の違和感の有無」を優先した方が、この機種は活かせると思います。

参考リンク
メーカー公式:Realleader(メーカー公式)
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トレーニングと静かな旅が好きな社会人トレーニーです。このサイトでは「トレーニング/旅行/お金/日記」の4つを軸に、ジム巡りの記録やマシンの感想、電動アシスト自転車や軽バン旅のメモ、早期退職後のお金まわりの試行錯誤などを書いています。
ジム設備紹介は、あくまで「自分の備忘録を兼ねた私的データベース」というスタンスでまとめています。狭い・古い・物足りないといった不満を書くよりも、「今ある環境でどう工夫すれば気持ちよくトレーニングできるか」を考えるほうが人生が楽になる、というのが私の考え方です。運営さんやスタッフさん、そこで真面目に通っている人たちを不必要に傷つけるような書き方はしないことを自分なりのルールにしています。
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