
概要
SHUA製のインクラインレッグプレスです。
プレートロード式で、傾斜したスレッドに足を当てて押し出すタイプのマシンになります。
フレームや可動部は業務用としてはやや細身で、見た目は少し軽量に感じますが、実際に使っていて不安になるような挙動はなく、必要十分な剛性は確保されている印象です。
全体の占有面積がコンパクトで、フリーウェイトエリアのスペースを圧迫しにくい点も特徴だと思います。
筆者スペック
身長176cm・体重75kg・胴長短足・腕長め。
構造・動作特性
現状新旧2タイプあり、やや扱いが異なります。
新型はプレートを載せるシャフトは左右それぞれ1本ずつで、新型は20kgプレートだと片側6〜7枚程度が現実的な上限になりそうです。
超高重量を狙う人にはやや物足りない一方で、一般的な筋力レベルであれば十分な負荷を確保できます。
大して旧型はシャフトが二組あり、かなり高重量を扱うことが可能です。
背もたれの角度は、旧型が2段階、新型が4段階で調整できる仕様です。
2段階タイプは高くしても低くしてもかなり寝たポジションになり、大腿四頭筋寄りの感覚になりやすいと感じました。
4段階タイプはかなり立てた角度まで起こせるため、足の位置やスタンスを工夫することで、臀部やハムストリングスにも狙って効かせやすくなります。
また、旧型のほうがやや重く感じます。おそらくマシンの動作部の重量そのものが5~10㎏程度重いのではないでしょうか。

新しいものはオーソドックスな4段階調整で、かなりたててハム臀筋狙いにセットできます。

旧型はロッドを前後に二つ折りにすることで二段階に調整。前者に比べすこし可動域が狭くなるので、筆者は背もたれにダンベルミットを置いて調整します。
体感5~10kgほど重く感じます。
やや狭めの可動域で四頭をねらって高重量を扱いたいのなら旧型設置店舗を狙っていく方がいいかもしれません。
使用感・実際の動作
実際に乗ってみると、動きはスムーズで、抵抗の立ち上がりも素直です。
- 背もたれを寝かせて足を低めに置くと大腿四頭筋中心
- 背もたれを起こし気味にし、足をやや高め・広めに置くと臀部〜ハムストリングス寄り
というイメージで、角度と足幅の組み合わせで狙いどころを変えやすい印象でした。
個人的には、さらに深い可動域が欲しくなる場面もあり、背中に小さめのパッドを敷いてポジションを微調整することもありますが、多くのトレーニーにとっては標準的には十分なストレッチ幅だと思います。
気になる点としては、セットを終えてフットプレートを戻すときの「着地音」がやや大きめなことです。
丁寧に戻せば問題ありませんが、追い込んでいる終盤はどうしても動作が荒くなりがちで、その際に大きな音が出ると少し気まずく感じるかもしれません。

総評
- コンパクトで設置しやすく、動きも素直なインクラインレッグプレス。
- 新しいものはプレートシャフトの容量は控えめで、超高重量志向の人には上限が近く感じられる可能性あり。
- 背もたれ段数によって狙える部位の幅が変わるため、4段階タイプに当たるとより使い勝手が良い。
- 可動域は標準〜やや広めで、脚トレ初心者から中級者までが扱いやすいバランスの良いマシンだと感じました。
総じて、「省スペースで不足のない脚トレができるレッグプレス」といった位置づけで、ジムのレッグプレス導入機種としてかなり実用性の高い一台だと思います。

参考リンク
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