ハイランド小清水725駐車場で車中泊|真夏でも涼しい標高725mの避暑スポット

概要

ハイランド小清水725駐車場は、北海道小清水町の藻琴山中腹、標高約725mに位置する展望施設の駐車場です。目の前にはオホーツク海や斜里岳、濤沸湖などを一望できる大パノラマが広がり、知床方面へ向かうドライブコースの立ち寄りスポットとしても知られています。

私が訪れた目的は景色ではありませんでした。2026年7月中旬、道東でも30℃を超える暑さの日が続き、「夜でも涼しく眠れる場所」を探してたどり着いたのがこの駐車場です。実際に一晩過ごしてみると、期待していた以上に快適で、標高の高さがこれほど体感温度を変えるのかと驚かされました。

所在地:北海道斜里郡小清水町もこと山

アクセス:国道391号から道道102号線で藻琴山方面へ入り、展望台を目指して約20分。道幅は十分ありますが、山道らしいカーブが続きます。


滞在時期

2026年7月中旬

※本記事は筆者が実際に滞在した際の記録・感想をもとに作成しています。設備や利用ルールは変更される場合があります。


設備

駐車場は20台ほどが利用できる規模で、全面舗装されています。派手な設備はありませんが、洋式水洗トイレは清掃が行き届いており、安心して利用できました。

この場所で特に印象に残ったのは、駐車場脇に湧き出ている名水(長命水)です。冷たく澄んだ湧き水は水道蛇口に接続されており、特に但し書きがあるわけでもありませんが水量が豊富でした。こうした自然の恵みを気軽に利用できるのは魅力です。

一方でゴミは持ち帰りが基本となり、売店も営業時間外は利用できません。食料や飲み物は事前に準備しておく必要があります。

通信環境は楽天モバイル4Gを利用できましたが、速度はあまり速くありませんでした。ウェブサイトの閲覧や地図の確認程度であれば問題ありませんが、動画視聴には厳しい場面もありました。


サイト環境

駐車場はほぼ平坦で、車中泊には十分なレベルです。多少の傾斜はありますが、就寝時に気になるほどではありませんでした。

標高725mという立地だけあって、夏でも空気はひんやりしています。私が滞在した日は網走方面で30℃を超える蒸し暑さでしたが、ここでは夕方になると気温が一気に下がり、窓を開けていると寒さを感じるほどでした。

その一方で、展望台という立地のため風は強めです。滞在した日だけの天候によるものかもしれませんが、標高の高さを考えると、防風対策は頭に入れておいたほうが安心だと思います。


周囲の環境

日中は展望台を訪れる観光客やライダーが立ち寄るため、人の出入りはそれなりにあります。ただ、賑やかな観光地というほどではなく、景色を眺めて短時間で立ち去る人がほとんどでした。

駐車場は行き止まりにあるため、夜になると一般車両の往来はほぼなくなります。交通音もほとんど聞こえず、標高の高い山の静けさが広がります。

虫は想像していたほど多くなく、夏場としては比較的快適でした。周囲に民家はなく、夜になると自分以外に誰もいなくなる時間帯もありました。その静けさは魅力でもありますが、人によっては少し心細く感じるかもしれません。


買い出し・入浴

買い出しや入浴は、弟子屈町や川湯温泉方面まで下る必要があります。どちらも車でそれなりの距離があるため、食料や飲み物は山へ上がる前に準備しておくのがおすすめです。

周辺にはコンビニやスーパーはなく、夜間に何か必要になってもすぐには調達できません。その不便さも含めて、山の上で一晩過ごす場所だという意識で訪れると安心です。

良かった点

・標高725mという立地のおかげで、真夏でも夜は寒いくらい涼しく快適だった。

・行き止まりにある駐車場のため、日没後は交通量がほとんどなく、とても静かに過ごせる。

・展望台からの眺めが素晴らしく、オホーツク海や斜里岳など道東らしい景色を一望できる。

・駐車場脇には湧き水があり、冷たい名水を利用できる。

・トイレは清潔感があり、安心して利用できた。


気になった点

・買い出しや入浴施設は遠く、山へ上がる前に準備を済ませる必要がある。

・標高が高く開けた場所のため、風が強い日がある。

・夜になると利用者がほとんどいなくなり、一人だけになる時間帯もあった。静かで魅力的な反面、ヒグマが生息する地域でもあるため、少し緊張感を感じた。


実際に滞在して感じたこと

この場所を選んだ理由は、とても単純でした。

「とにかく涼しい場所で眠りたい。」

近年の北海道は、以前のように「夏でも涼しい」というイメージだけでは語れません。私が滞在した2026年7月中旬も、網走方面では30℃を超える蒸し暑さになり、車中泊をするには決して快適とは言えない気候でした。

そんな中で標高の高い場所を探し、この駐車場へやってきました。

夕方までは「少し涼しいかな」という程度でしたが、日が沈み始めると空気が一気に変わります。窓から入ってくる風はひんやりとしていて、日中の暑さが嘘だったように感じました。夜になると薄手の服装では肌寒さを覚えるほどで、久しぶりに夏でも毛布を掛けて眠る心地よさを味わえました。

この涼しさだけでも、ここへ来る価値は十分にあると思います。

夜は交通量もほとんどなく、山の静けさに包まれます。風が木々を揺らす音以外はほとんど聞こえず、標高の高さを忘れるほど穏やかな時間が流れていました。

一方で、夜中になると駐車場には自分一人だけになりました。

人工的な明かりは少なく、周囲は深い森です。静かな時間はとても贅沢でしたが、「ここはヒグマが暮らす山なんだ」ということも自然と意識しました。怖い思いをしたわけではありませんが、人の気配がなくなることで自然の中にいることを改めて実感します。

翌朝、展望台へ歩いて景色を眺めると、オホーツク海と広大な畑が朝日に照らされ、とても清々しい景色が広がっていました。ここは単に「車中泊できる駐車場」ではなく、避暑地としての価値と絶景展望台としての魅力をあわせ持つ場所なのだと感じました。


個人的評価(★は主観)

快適度:★★★★☆

静寂度:★★★★☆

景観:★★★★★

車中泊のしやすさ:★★★★☆

避暑地として:★★★★★

リピートしたい度:★★★★★


アクセスメモ

道道102号で藻琴山方面へ向かう道路はどちらも全線舗装されており、普通車で問題なく走行できます。途中から山道らしいカーブが続きますが、見通しは比較的良く、道幅も十分あります。ただ弟子屈方面はすこし路面が荒れており、注意が必要です。

駐車場は展望台のすぐ近くにあり、初めて訪れても迷うことはありません。標高が高いため天候の変化は平地より早く、霧が発生することもあります。夕方以降に向かう場合は、時間に余裕を持って運転すると安心です。


総評

ハイランド小清水725駐車場は、設備の充実度や利便性で選ぶ場所ではありません。買い出しや温泉へ行くには山を下りる必要があり、通信環境も決して良好とは言えません。

それでも、この場所にはそれらを補って余りある魅力があります。

一番の価値は、標高725mという環境が生み出す夏の涼しさです。平地では寝苦しい夜でも、ここでは寒さを感じるほど快適に眠ることができました。近年の北海道では、真夏でも涼しく眠れる場所は意外と限られています。その意味で、この駐車場は「避暑を目的に選ぶ車中泊地」として非常に魅力的でした。

さらに、日中は展望台からの雄大な景色を楽しめ、夜は行き止まりの立地ならではの静けさに包まれます。便利さよりも自然の中で過ごす時間を大切にしたい人には、とても相性の良い場所でしょう。

もし真夏の北海道で「今日は暑くて眠れそうにない」と感じたなら、この駐車場を思い出してみてください。私にとっては、暑さから逃れたいときにまた訪れたいと思える一泊になりました。

ハイランド小清水725

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