概要
コムケ国際キャンプ場は、北海道紋別市のコムケ湖畔にあるキャンプ場です。紋別市街地から約20km、車で約25分ほど離れた場所にあり、国道238号からコムケ湖方面へ入った先にあります。周囲にはコムケ湖とオホーツク海、森林や原生花園が広がり、観光地として賑やかな場所というより、自然の中でゆっくり過ごすことを目的にしたキャンプ場という印象です。
何より特徴的なのが料金の安さで、大人1人1泊200円。北海道には安価なキャンプ場がいくつもありますが、シャワーやきれいなトイレ、炊事場、ゴミ処理、コインランドリーなどを備えながら200円という料金は、現在の感覚からするとかなり破格です。しかも予約は必要なく、管理センターで受付をすれば利用できます。

今回は2026年7月下旬に実際に利用しました。7月後半ということで混雑も覚悟していましたが、到着時はキャンピングカーが1台いるだけ。夕方になって数台増えたものの、サイトにはかなり余裕があり、自分の好きな場所を選んで設営できる状態でした。

旅を続けながら何泊もキャンプ場を利用している立場からすると、この「安い・空いている・設備が整っている」という組み合わせはかなり魅力的です。観光のために慌ただしく1泊するというより、何日か滞在して旅の疲れを抜いたり、天候を見ながらのんびり過ごしたりするのに向いているキャンプ場だと感じました。
滞在時期
2026年7月下旬
※本記事は筆者が実際に滞在した際の記録・感想をもとに作成しています。設備や利用ルール、料金などは変更される場合があります。
設備
場内は芝生のサイトが広がり、炊事場も複数設けられています。地面は基本的に平坦で、テントを張る場所を選ぶ際にも大きな傾斜を気にする必要はありませんでした。ペグもおおむね刺しやすいものの、場所によっては少し硬いところがあります。
トイレはバイオトイレですが、ここはかなり好印象でした。実際に利用してみても清潔に保たれていて、「安いキャンプ場だから設備はそれなり」という感じがありません。長期滞在する場合、トイレの清潔さは意外と重要なので、この点は大きなメリットです。入ると木のいい香りがして癒されます。

シャワーも利用できます。料金は100円で5分。キャンプ場内で汗を流せるため、わざわざ温泉施設まで出かけなくても最低限の入浴を済ませられます。さらにコインランドリーも備えられており、長期間旅をしている人にとってはありがたい設備です。


電源サイトも用意されており、利用料金は1日500円。スマートフォンやパソコンなどの充電だけでなく、長期滞在中の電源確保という意味でも使いやすい設備です。通信環境については、私が利用した際は楽天モバイルの4Gが問題なく使えました。
ゴミ処理にも対応しており、指定のゴミ袋は80円でした。旅をしながら何泊もする場合、ゴミを捨てられるかどうかは意外に重要なので、これも助かります。
一方、売店やレンタル品に頼れるタイプのキャンプ場ではありません。忘れ物をしたから場内で買えばいい、という場所ではないので、食料やキャンプ用品などは事前に準備しておいたほうが安心です。
サイト環境
サイトは芝生で、全体としてよく整備されています。大きな木が多く、木陰になる場所もかなりあります。夏場でも木陰を選べることは、この立地では大きなメリットだと思います。
私が利用した日は曇りだったこともあり、日差しの強さはそれほど気になりませんでした。木々に囲まれているため風に対しても比較的強そうで、天候が多少崩れた場合でも、完全に吹きさらしになるようなキャンプ場ではありません。
サイトはほぼ平坦で、ぬかるみや大きな傾斜も気になりませんでした。ペグについては一部硬い場所があるものの、全体としては扱いやすい地面です。
場内はかなり広く、混雑していなければ隣のサイトとの距離を自分で調整できます。7月下旬の利用でしたが、私が滞在した日はサイトを自由に選べる程度の余裕がありました。
なお、公式案内ではテントサイトは芝生で、中央部に駐車場が配置されています。現地では荷物の運搬方法や利用する場所によって感覚が変わるため、受付時にその日の利用方法を確認しておくと安心です。
周囲の環境
最大の魅力は、コムケ湖のすぐそばという立地です。キャンプ場周辺は森林に囲まれており、湖、海、森、原生花園といった自然環境が近くにあります。紋別市の案内でも、コムケ湖は約200種類の野鳥が飛来する場所として紹介されています。
キャンプ場そのものもよく整備されているため、「自然の中に放り出される」というタイプではありません。自然を感じながらも、炊事場やトイレ、シャワーなど必要な設備はきちんと整っているという、ほどよいバランスです。


一方で、静かなキャンプ場とはいっても、昼間は意外と場内前の道路を車が通ります。国道沿いではないので交通量は多くありませんが、完全な無音を期待すると少し違います。
夜になると状況はかなり変わり、基本的には非常に静かでした。場内の通路を時折車が通ることはありましたが、全体としては落ち着いています。

ただし、私が利用した夜には深夜2時頃に何かを始めた利用者がいて、車のドアを何度も開け閉めする音が響きました。これはキャンプ場自体の問題というより、利用者によるものです。静かな場所だからこそ、こうした音は意外によく聞こえます。
そして、この場所で忘れてはいけないのが虫です。
コムケ湖畔という立地だけあって虫は多く、私が滞在した際には噛まれるとかなり痛い虫がいました。最初はアブかと思いましたが、どうも一般的なアブとは少し違うようで、何に刺されたのかは最後まで分かりませんでした。
さらに周辺は野生動物の生息域でもあり、ヒグマへの注意も必要です。自然豊かな場所であることの裏返しでもあるので、食料や生ゴミの管理など、北海道のキャンプ場として基本的な注意はしておいたほうがいいでしょう。

買い出し・入浴
場内にはシャワーがあり、100円で5分利用できます。これがあるだけでも、旅人にとっての使い勝手はかなり変わります。
特に北海道を長期間移動していると、毎日温泉に入りに行くのが面倒になることがあります。そんなときに、キャンプ場内で100円払ってシャワーを浴びられるのは非常にありがたい設備です。汗を流してそのまま自分のサイトに戻れるので、時間も使いません。
一方、買い出しについては場内に売店があるわけではないため、食料や飲料などは事前に準備しておいたほうが安心です。キャンプ場周辺だけですべてを揃えるというより、紋別方面または湧別方面へ移動する際にまとめて買い出しを済ませる使い方が向いています。
このあたりは「200円だから何でも場内で完結する」というキャンプ場ではありません。売店やレンタル品がないことも含め、ある程度自分で準備できる旅人向けです。
ただ、長期旅行者にとっては、それほど大きな欠点には感じませんでした。むしろ必要なものを買ってから入場してしまえば、あとは200円で静かな環境に滞在でき、シャワーやゴミ処理まで使える。この割り切った使い方が、このキャンプ場には合っています。
良かった点
- 1泊200円という料金が非常に安い
- シャワーが100円/5分で利用できる
- バイオトイレがきれいで、場内全体もよく整備されている
- ゴミを処理でき、長期旅行でも使いやすい
- 芝生で平坦な場所が多く、木陰も豊富
- 車を近くに置いて利用できるため荷物の多い旅でも使いやすい
- 7月下旬でも空いていて、ゆったり過ごせた
- 管理している方々の対応が穏やかで安心感があった
気になった点
- 湖畔という立地のため虫が多く、噛まれるとかなり痛い虫もいた
- 夜間も場内通路を時折車が通るため、完全な静寂ではない
- 売店やレンタル品がなく、買い出しも少し移動が必要
- ヒグマの生息域なので、北海道の自然の中で過ごすための基本的な注意が必要
実際に滞在して感じたこと
到着したとき、キャンプ場にはキャンピングカーが1台いるだけでした。7月後半ということで、北海道のキャンプ場ならそれなりに混んでいるだろうと思っていたので、少し拍子抜けするくらいです。設営を終えてからも、しばらくはほとんど人が増えませんでした。夕方になって2~3台ほど入ってきましたが、それでも好きな場所を選べる程度の余裕があります。大八車も用意されていて、奥のほうまで荷物を運んでいる人もいました。
こうして実際に過ごしてみると、このキャンプ場の良さは「豪華な設備」ではなく、旅人が必要とするものを低料金で一通り揃えているところにあると感じます。200円で泊まれて、シャワーが100円、ゴミも処理できる。トイレはきれいで、芝生のサイトも広く、木陰もある。長旅の途中で数日停滞する場所として考えると、かなり完成度が高いと思います。
夜になると場内はぐっと静かになります。通路を車が通ることはありましたが、それ以外はとても落ち着いていました。ただ、この日は深夜2時頃に何かを始めた人がいて、車のドアをバタンバタンと開け閉めする音がしばらく聞こえました。まあ、これはキャンプ場というより利用者次第です。静かな場所ほど、こういう音が目立つものです。
朝になるとまた静かで、皆さんそれぞれの場所でゆっくり過ごしていました。観光地を次々と回る旅よりも、「今日はここで何もしない」と決めた日に向いている。そんな印象です。
長期旅行をしていると、安いだけのキャンプ場ではなく、「安くて、ちゃんと休める場所」が欲しくなります。コムケ国際キャンプ場は、まさにその条件に当てはまる場所でした。北海道の旅ではこういうキャンプ場が一つあるだけで、旅全体の自由度がかなり上がります。
長期滞在適性
長期滞在との相性はかなり良いと思います。
まず料金が1泊200円なので、連泊しても負担がほとんどありません。さらにシャワー、ゴミ処理、炊事場、トイレ、コインランドリー、電源など、長期滞在で欲しくなる設備が揃っています。
楽天モバイルの4Gも私が利用した範囲では問題なく、電源を500円/日で利用できるため、スマートフォンやパソコンを使いながら数日過ごすこともできます。
木々に囲まれた環境は風への耐性という意味でも悪くなさそうで、サイトには木陰も多くあります。北海道の夏に天候を見ながら数日滞在する場所としては、かなり使いやすい部類だと思います。
ただし、虫の多さは長期滞在を考えるうえで無視できません。特に噛まれると痛い虫がいるので、虫対策はしっかりしておいたほうがいいでしょう。また、ヒグマへの注意も必要です。
アクセス
コムケ国際キャンプ場は、紋別市街地から約20km、車で約25分が目安です。国道238号からコムケ湖方面へ入ってアクセスします。高速道路を利用する場合は、旭川紋別自動車道の丸瀬布ICから約50kmという案内があります。
まとめ
コムケ国際キャンプ場は、派手さはありませんが、旅を続けている人ほど価値を感じやすいキャンプ場だと思います。1泊200円という料金はもちろん魅力ですが、本当に良いのは、そこにシャワー、きれいなトイレ、炊事場、ゴミ処理、電源、コインランドリーなど、長旅で必要になる設備が組み合わされていることです。一方で、売店やレンタル品はなく、買い出しにも少し移動が必要です。また、湖畔の自然豊かな環境なので虫は多く、ヒグマへの注意も必要です。つまり、至れり尽くせりの観光型キャンプ場ではありません。
しかし、ある程度自分で準備できる旅人にとっては、このくらいの距離感がちょうどいい。200円で自分の場所を確保し、シャワーを浴び、ゴミを処理し、静かな環境で何日でも過ごせる。北海道を長く旅する人間からすると、こういうキャンプ場は非常にありがたい存在です。
私自身、今回の滞在で「ここはまた来るな」と感じました。200円で泊まれるうえにシャワーまであるのですから、北海道を旅しているなら再訪する理由は十分にあります。ガッツリ連泊するのもいいし、旅の途中で1泊だけ立ち寄るのもいい。初心者だけは買い出しや虫、野生動物への備えを忘れないほうがいいと思いますが、それさえ分かっていれば、かなり使い勝手の良いキャンプ場です。

個人的評価
快適度:★★★★☆
長期滞在適性:★★★★★
静寂度:★★★☆☆
アクセス性:★★★☆☆
※評価は2026年7月下旬に実際に利用した際の個人的な感想です。
トレーニングと静かな旅が好きな社会人トレーニーです。このサイトでは「トレーニング/旅行/お金/日記」の4つを軸に、ジム巡りの記録やマシンの感想、電動アシスト自転車や軽バン旅のメモ、早期退職後のお金まわりの試行錯誤などを書いています。
ジム設備紹介は、あくまで「自分の備忘録を兼ねた私的データベース」というスタンスでまとめています。狭い・古い・物足りないといった不満を書くよりも、「今ある環境でどう工夫すれば気持ちよくトレーニングできるか」を考えるほうが人生が楽になる、というのが私の考え方です。運営さんやスタッフさん、そこで真面目に通っている人たちを不必要に傷つけるような書き方はしないことを自分なりのルールにしています。
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