稚内市街で車中泊できる場所を探していて、末広公園駐車場を利用しました。
稚内で車中泊をする場合、まず名前が挙がるのは「森林公園キャンプ場」や「道の駅わっかない」かな、と思います。実際、道の駅は買い物や入浴、食事など何かと便利です。ただ、夏場は車中泊車両がかなり多く、静かな場所で一人で過ごしたい私にとっては、少し落ち着かない場所でもありました。
そこで今回は、稚内市街の南東側にある末広公園へ移動しました。到着してみると、こちらは道の駅とはかなり雰囲気が違います。キャンピングカーが数台停まっていたものの、駐車場にはまだ余裕があり、公園も広々としていて開放的です。水場とトイレもあり、車中泊に必要な最低限の環境は整っています。
ただし、静かさについては期待しないほうがよいでしょう。港湾と工場地帯に近く、目の前の道路を大型車が通り、夜になっても近隣の工場が稼働しているような音が聞こえてきました。「空いているから静かだろう」と思って利用すると、そこは少し違います。

概要
末広公園は、北海道稚内市末広1丁目にある港湾側の公園です。地図上では「末広公園駐車場」として確認でき、南稚内駅から徒歩約7分という市街地に近い立地です。
公園は港湾部に位置しており、末広ふ頭緑地として紹介されている資料もあります。公園周辺は住宅地というより、港湾施設や工場、道路などが混在するエリアです。私が利用したときの駐車スペースは15台ほど。到着時にはキャンピングカーが3台ほど停まっていましたが、道の駅わっかないほどの混雑はありませんでした。今回は一晩の車中泊で利用しました。なお、ここはキャンプ場や車中泊専用施設ではありません。あくまで公園の駐車場なので、施設本来の利用者に配慮して利用したい場所です。

設備
駐車場は舗装されており、ほぼ平坦です。私が利用した範囲では大きな傾斜はなく、車中泊のための場所としては非常に使いやすい路面でした。駐車スペースはそれほど大規模ではありませんが、私が訪れたときは道の駅ほど混雑しておらず、比較的余裕がありました。公園内には水場があり、トイレも洋式水洗式です。
車中泊地として見ると、この「水場がある」という点は地味ですが便利です。道の駅のような商業施設が併設されているわけではないものの、最低限の公園設備が揃っています。通信環境は、私が利用したときは楽天モバイルの4Gが問題なく使えました。電源や炊事場、ゴミ処理など、キャンプ場のような設備はありません。車中泊に必要なものは自分で用意しておく必要があります。


サイト環境
駐車場は舗装されていて、ほぼ平坦です。この点はかなり良好でしたまた、周囲に建物が密集しているわけではなく、目の前には広い公園があります。日当たりと風通しも非常に良く、開放感があります。
私が利用した日はかなり風の強い日でした。車中泊する側からすると風が強いのは一長一短ですが、この日はそのおかげもあって虫がほとんど気になりませんでした。場所によっては虫が気になることがありますが、ここではその点は快適でした。一方、風を遮るものが少ないので、天候によってはかなり風を感じる場所でもあります。
周囲の環境
この場所を評価するとき、一番重要なのが周囲の環境です。
公園そのものはきれいに整備されていて、広々としています。地元の人が散歩に利用している姿もあり、「荒れた港湾駐車場」という印象はまったくありません。
ただ、公園の外に出ると状況が変わります。周辺は港湾、工場、道路などが集まっているエリアで、景観も完全に都市・港湾部です。夕方には目の前の道路を大型車が通るため、それなりの走行音があります。
そして問題は夜です。「夜になれば工場も止まって静かになるだろう」と思っていたのですが、実際には近隣の工場が夜間も稼働しているようで、明け方まで機械が動いているような音が聞こえてきました。そこに道路を通過する車の音も加わります。
大音量の騒音というより、一定の場所から継続的に聞こえてくる「都市の低いノイズ」という感じでした。これが気にならない人なら問題ないでしょうが、静かな場所を好む私にはかなり気になりました。一方、虫が少ないことと、道の駅のように車中泊車両が密集していないことは大きなメリットです。


買い出し・入浴
市街地にあるため、買い出しについては困りません。稚内市内にはスーパーの西條をはじめ、コンビニ、ドラッグストアなどが複数あります。末広公園から市街地へアクセスしやすいため、食料や飲料、日用品の補充は比較的簡単です。
入浴については、稚内副港市場にある「ヤムワッカナイ温泉 港のゆ」が利用できます。大人680円で、営業時間は10:00~22:00。港を望む展望露天風呂もあります。また、短時間で汗を流したいだけなら、稚内市ポートサービスセンターのコインシャワーも便利です。シャワーは7分100円で、7~9月は9:00~19:00、それ以外の時期は9:00~17:00が基本の開館時間です。シャワーの受付は閉館30分前までとなっています。
ポートサービスセンターにはシャワーだけでなくコインランドリーもあり、洗濯機は200~400円、乾燥機は100円で利用できます。長旅の途中では、この組み合わせがかなりありがたいと思います。つまり、静かさには難がありますが、旅人に必要なものを揃えるという意味では非常に便利な場所です。
良かった点
- 駐車場が比較的空いていて、道の駅わっかないほど混雑していない
- ほぼ平坦な舗装駐車場で車中泊しやすい
- 水場と洋式水洗トイレがある
- 広い公園に面していて開放感があり、清潔に保たれている
- 稚内市街に近く、買い出しや入浴の選択肢が多い
気になった点
- 工場、港湾、道路が近く、夜間も騒音が続く
- 目の前の道路を大型車が通るため、夕方以降も交通音がある
- 夕方は地元の人が公園を散歩しており、人の気配がある
- 静かな自然環境で眠りたい人には向いていない
実際に滞在して感じたこと
稚内で車中泊する場所を探していると、どうしても「道の駅わっかない」が候補に入ってきます。ただ、私の場合はあの人と車の多さがどうにも落ち着かないので、今回は少し離れて末広公園へ来てみました。到着するとキャンピングカーが3台ほど停まっていて、そのうちの人たちは宅配便を受け取ったりしていて、いかにも旅慣れた人たちという雰囲気でした。とはいえ駐車場全体としては空いていて、道の駅とはかなり違います。
公園はきれいに整備されていて、目の前も広々しています。風の強い日だったので、車を降りるとかなり風を感じましたが、そのぶん虫はほとんど気になりませんでした。ここまでは「なかなかいい場所を見つけたかな」と思っていたのですが、夕方になって大型車が目の前の道路を通り始めると、印象が少し変わります。
さらに夜になれば静かになるだろうと思っていたところ、近くの工場がどうやら稼働しているようで、機械が動いているような音が明け方まで続きました。大きな音が断続的に鳴るというより、遠くからずっと低いノイズが聞こえている感じです。私はこういう音が意外と気になるタイプなので、結局あまりよく眠れませんでした。
朝になって天気が良かったこともあり、起きた後の気分はそれほど悪くありませんでしたが、「やっぱり音はかなりあるな」というのが正直な感想です。
考えてみれば、稚内の港湾部で、道路も工場も近い場所です。静かな車中泊地になるほうが不思議なのかもしれません。
ただ、ここは道の駅ほど混んでいませんし、平坦で、水場とトイレもあり、買い物や温泉にも困りません。人が多い場所が苦手でも、音さえ気にならない人なら、むしろこちらのほうが快適だと思います。
私にとっては「便利さはかなり高い。でも寝る場所としては惜しい」という場所でした。


総評
稚内市末広公園駐車場は、車中泊地として見るとかなり評価の分かれる場所だと思います。
駐車場は比較的空いていて、ほぼ平坦。水場とトイレがあり、公園もきれいに整備されています。市街地に近いため、買い出しや入浴にも困りません。設備面だけを見るなら、なかなか使いやすい場所です。
問題は音です。港湾、工場、道路に囲まれているため、夕方から夜間、そして明け方まで都市部らしい音が続きます。特に静かな場所を求める人にとっては、この騒音がかなり大きなマイナスポイントになります。
稚内は意外と「ここなら静かに寝られる」という場所を見つけるのが難しく、夏場はどこへ行ってもそれなりに人がいます。その中で、末広公園は「混雑を避けたい」という目的には合っています。ただし、私の場合は静けさを優先したいので、再び泊まるかと言われると少し遠慮したいところです。
人の気配があるほうが安心でき、多少の工場音や道路音を気にしない人なら、便利で空いている車中泊候補として十分検討できると思います。
個人的評価
快適度:★★☆☆☆
静寂度:★☆☆☆☆
アクセスメモ
末広公園駐車場は北海道稚内市末広1丁目4に位置し、南稚内駅から徒歩約7分と市街地に近い場所です。港湾側の公園なので、稚内市街へ向かう道路からアクセスしやすく、買い出しなどと組み合わせる場合にも便利です。ただし周辺は工場や港湾施設が多く、大型車の通行もあるため、駐車場へ出入りするときは周囲の交通に注意したいところです。
関連リンク
※本記事は筆者が実際に滞在した際の記録・感想をもとに作成しています。設備、営業時間、周辺施設の営業状況などは変更される場合があります。また、末広公園は車中泊専用施設ではありません。利用する際は公園本来の利用者や周辺環境に配慮し、現地の掲示・ルールを確認してください。
トレーニングと静かな旅が好きな社会人トレーニーです。このサイトでは「トレーニング/旅行/お金/日記」の4つを軸に、ジム巡りの記録やマシンの感想、電動アシスト自転車や軽バン旅のメモ、早期退職後のお金まわりの試行錯誤などを書いています。
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