道の駅おこっぺで車中泊|便利だけど少し賑やか?実際に泊まって感じたこと

概要

道の駅おこっぺは、北海道紋別郡興部町の中心部、国道239号沿いにある道の駅です。かつてのJR名寄本線・興部駅跡地を活用した施設で、駅舎にあたる建物だけでなく、公園や交通記念施設、そして廃車となったディーゼルカーを利用した無料の簡易宿泊施設「ルゴーサ・エクスプレス」まで併設されています。

道の駅としてはかなり特徴のある場所ですが、車中泊スポットとして見ても設備や周辺環境がよく整っています。トイレはウォシュレット付きの洋式水洗で、第二駐車場の前にはシンクもあります。町の中心部にあるため、スーパーやホームセンター、コンビニなどへのアクセスも良く、さらに目の前には興部町公衆浴場があります。一方で、私自身が実際に利用して感じたのは、「便利だけれど、静かにひっそり泊まりたい人には少し賑やか」ということでした。

第一駐車場にはキャンピングカーが多く停まっていたため、今回は第二駐車場を利用しました。第二駐車場は国道239号に面しているものの、夜間になると交通量がかなり減り、思ったよりものんびり過ごすことができました。ただし、道の駅自体が車中泊利用者に人気があるようで、人の出入りや車の存在はそれなりにあります。町中にあるため、自然の中で静かに過ごすというタイプの車中泊地ではありません。

「便利な場所で、人の気配があるほうが安心」という人には非常に使いやすい一方、私のように旅先ではできるだけ静かな場所を選びたい人には、少し評価が分かれる場所だと思います。

滞在時期

2026年8月上旬

※本記事は筆者が実際に滞在した際の記録・感想をもとに作成しています。設備や利用ルール、営業時間などは変更される場合があります。

設備

駐車場は第一駐車場と第二駐車場に分かれており、公式情報では普通車73台、大型車20台分の駐車スペースがあります。私が利用した際の感覚では、第一駐車場は車中泊利用者がかなり多く、キャンピングカーも複数台停まっていました。そのため今回は第二駐車場を利用しました。

トイレはウォシュレット付きの洋式水洗で、道の駅のトイレとして必要十分な設備です。24時間利用できるトイレがあることも、車中泊では大きな安心材料になります。

第二駐車場の前にはシンクがあり、ちょっとした洗い物や水の確保に利用できます。一般的な道の駅の駐車場だけを考えると、こうした水場があるのは便利です。

通信環境については、私が利用した際は楽天モバイルの4Gが問題なく使えました。スマートフォンでの通信や旅の途中での調べ物には困りませんでした。

また、この道の駅には「ルゴーサ・エクスプレス」という特徴的な無料の簡易宿泊施設があります。旧名寄本線のディーゼルカーを利用した施設で、旅行者向けの簡易宿泊所として5月から10月頃に利用されています。道の駅の車中泊とは別の施設ですが、ライダーや自転車旅の人にとっては非常にありがたい存在です。

ルゴーサ・エクスプレスの周辺には水場も設けられており、無料宿泊施設を利用する旅人にとって使いやすい環境が整えられています。

道の駅そのものには特産品販売もあり、興部町の乳製品や海産加工品などを購入できます。5~10月の営業時間は9時から18時が基本です。

サイト環境

車中泊で利用する場所は舗装された駐車場なので、当然ながらテントサイトのような自由度はありませんが、路面はほぼ完全にフラットでした。

第一駐車場と第二駐車場のどちらを選ぶかによって、周囲の環境はかなり変わります。

第一駐車場は道の駅の施設やトイレに近く、車中泊をする人にとって使いやすい反面、利用者も多く、キャンピングカーなどが集まりやすい印象でした。

今回は第一駐車場の混雑を避けて第二駐車場へ移動しました。第二駐車場は国道側に面しているので、一見すると第一駐車場より騒がしそうに思えます。しかし実際に夜を過ごしてみると、国道239号の交通量は夜間になるにつれて大きく減り、予想していたほど気になりませんでした。

日中は道路を走る車がそれなりにいるので、静けさを求めるなら昼間の印象だけで判断しないほうがいいと思います。

また、第二駐車場は道の駅のメイン部分から少し離れているため、車の出入りが比較的少なく、意外とのんびりできました。

周囲の環境

道の駅おこっぺの最大の特徴は、町の中にあることです。

北海道の車中泊地というと、海岸や湖畔、山間部など自然の中にある場所を想像しがちですが、ここはそれとは正反対です。周囲には住宅や商店があり、国道239号もすぐそばを通っています。

そのため、日中はそれなりに車の音が聞こえます。交通量が極端に多い道路ではありませんが、町の中にある以上、自然の中の駐車場のような静けさはありません。

その代わり、生活面での便利さはかなり高いです。

道の駅から少し移動すればスーパーがあり、DCMニコット興部店も利用できます。ホームセンターですが食料品も手に入ります。

さらに、道の駅のすぐ近くには興部町公衆浴場があります。2026年度の案内では4月から10月は17時から21時、日曜日が休み。大人料金は500円です。

この「買い物ができて、風呂にも入れて、水場もあり、トイレもきれい」という環境は、車中泊地としてかなり強力です。

虫が少ないのも、自然豊かな場所を転々としている旅の途中では意外にありがたいところでした。

一方で、民家が近く、人の生活圏の中にある場所なので、周辺住民への配慮は必要です。旅人にとっては便利な場所でも、地元の人にとっては日常生活の場所です。その距離感は意識して利用したほうがいいでしょう。

買い出し・入浴

買い出しのしやすさは、この道の駅の大きな長所です。

町の中心部にあるため、食料品や日用品の調達で困ることはありません。スーパーに加えてDCMニコットもあり、旅の途中で不足したものを補充するには十分な環境です。コンビニも町内にあります。

道の駅内でも興部町の特産品を購入できます。特に酪農の町らしく、牛乳や乳製品などは旅の途中で立ち寄る楽しみがあります。

入浴についても非常に便利です。

道の駅の目の前に興部町公衆浴場があり、2026年度の4~10月期は17時から21時まで営業しています。大人500円なので、車中泊の途中で汗を流すには利用しやすい料金です。日曜日は休みなので、その点だけは注意が必要です。

北海道を長く旅していると、「今日は風呂に入りたいけれど、温泉まで30km走るのは面倒」という日が出てきます。そういう日に、駐車場所の目の前に銭湯があることはかなり大きなメリットです。

良かった点

  • スーパーやDCMニコットが近く、買い出しが非常に便利
  • 道の駅のトイレがきれいで、ウォシュレット付き
  • 第二駐車場前にシンクがあり、水場として使いやすい
  • 目の前に公衆浴場があり、車中泊との相性が良い
  • 無料の簡易宿泊施設「ルゴーサ・エクスプレス」や周辺設備が充実している
  • 虫が少なく、夏の車中泊でも過ごしやすかった

気になった点

  • 第一駐車場は車中泊利用者が多く、キャンピングカーも目立った
  • 人の出入りが多く、静かにひっそり過ごす場所ではない
  • 国道沿いなので日中は交通音がそれなりにある
  • 町中にあるため、周辺住民への配慮が必要

実際に滞在して感じたこと

到着したとき、第一駐車場にはキャンピングカーが何台も停まっていました。車中泊地として人気があるのだろうと思い、今回は最初から第二駐車場へ移動することにしました。第二駐車場は国道239号に面しているので、最初は「こっちのほうが道路の音がうるさいのでは」と思ったのですが、実際に過ごしてみると意外に悪くありませんでした。

この日は翌日からおこっぺ夏まつりが始まるタイミングだったため、道の駅周辺では準備が進められていて、夕方までは少し騒がしい雰囲気でした。とはいえ、第二駐車場はメインの施設から少し外れているので、人や車の出入りはそれほど多くありません。夕方以降は思ったよりものんびり過ごすことができました。

夜になると、国道の交通量もかなり減りました。昼間はそれなりに車が走っていたのに、夜になると急に静かになります。第一駐車場には相変わらず車中泊の車がいる一方、第二駐車場にはほとんど人がおらず、無料宿泊施設のルゴーサ・エクスプレスに泊まっているらしいバイク旅の車両が止まっているだけでした。

朝も静かでした。第二駐車場から道の駅を見ると、第一駐車場のほうには車中泊の人がそれなりにいるのですが、こちらはほとんど出入りがありません。結果的には第二駐車場を選んだのは正解だったと思います。

ただ、私自身の評価はそれほど高くありません。設備や周辺環境だけを見れば、むしろかなり優秀な車中泊スポットです。風呂が目の前、買い物もできる、水場がある、トイレもきれい、通信も問題ない。車旅をするうえで欲しいものがほとんど揃っています。

それでも、私は旅先では人の気配が少ない場所のほうが落ち着きます。ここは便利である反面、道の駅らしい人の出入りがあり、町中なので周囲にも気を使います。そう考えると、施設の評価と自分との相性は別物なのだと改めて感じました。

総評

道の駅おこっぺは、車中泊スポットとして見るとかなり完成度の高い場所です。

第一駐車場には車中泊利用者が多く、人気の高さがうかがえましたが、今回利用した第二駐車場は意外に落ち着いていました。国道沿いではあるものの、夜間は交通量が減るため、私が利用した日は思ったより静かに過ごせました。

何より強いのは利便性です。ウォシュレット付きトイレ、水場、良好な通信環境があり、周辺にはスーパーやDCMニコット、さらに目の前には公衆浴場があります。無料の簡易宿泊施設であるルゴーサ・エクスプレスまで併設されているため、徒歩や自転車、バイクで旅する人にも使いやすい場所です。

一方で、私は静かな宿泊地を好むため、人の多さと町中という環境が少し気になりました。自然の中で一人静かに過ごしたい人には、もっと向いている場所があります。

逆に、買い物や入浴などの便利さを重視する人、人の気配があるほうが安心できる人には非常に使いやすい車中泊スポットでしょう。

「静かさ」という一点では私には合いませんでしたが、「旅人が困らない環境」という意味では、かなりよく整った道の駅だと思います。

個人的評価

快適度:★★★☆☆
静寂度:★★☆☆☆

※評価は筆者が実際に利用した際の主観です。利用する駐車位置や混雑状況、イベント開催日などによって印象は変わります。

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