SHUA Vスクワット(メーカー名|ハックスクワット)/ライフフィット導入機種レビュー

SHUA

概要

SHUAのVスクワット(ハックスクワット系マシン)です。背もたれに身体を固定し、レールに沿って上下するタイプの下半身マシンで、ライフフィット各店でも導入が進んでいる印象があります。他社のものに比べてボトムポジションでの可動域が比較的広く、スクワット動作でストレッチ感を得やすい構造です。


身長176cm/体重75kg前後
胴長・短足・腕長め体型


構造・動作特性

  • 背もたれ+肩パッドで上半身を固定する、プレートロード式のVスクワット(ハックスクワット)
  • 足元の踏み板は前方寄りに配置され、足元の下には空間があり、板を敷いて底上げするようなカスタムは現実的ではありません
    → 深くしゃがみたい人は、足の位置やスタンスの工夫で対応する形になります
  • 比較的素直な軌道で、ボトム側の可動域が広め
    → 標準的なフォームでも、まずまずのストレッチをかけやすい設計
  • 肩パッドが二段階に伸びる構造になっており、マシンに対して反対向き(リバース)に乗ることで、ヒップドライブ寄りの動きにも対応可能
  • 通常のリバースVスクワットでありがちな「顔がシートに押し付けられて呼吸しづらい」問題が出にくく、前向きでも後ろ向きでも呼吸がしやすいレイアウトになっています
Vsq

使用感・実際の動作

1. 通常向き(背もたれに体を預ける)

  • 脚を「やや手前(身体寄り)」に置き、大腿四頭筋を狙うフォームを試すと
    → 私の使用時は、膝の角度が90度付近になったところで、どこかに「引っかかる」ような感覚が出て、スムーズに沈み切れない印象がありました
    → 骨格や下肢の長さによって合う・合わないが出やすい位置だと感じます
  • 一方で、脚を「やや前方に出す」セットアップにすると、ハムストリングス〜臀部寄りの感覚が強くなり、動作自体はかなりスムーズ
    → 四頭狙いのハックスクワットというより、「ハムケツ寄りのVスクワット」として使った方が、このマシンの素直さが活きます
  • 底まで深くしゃがみたい場合
    → 足を前に出しつつ、やや狭めスタンス or つま先の向きを調整することで、ストレッチ感をコントロールしやすく感じました

(目安としては、中重量〜やや軽めで中〜高レップ帯〔例:8〜15レップ程度〕を狙う使い方がしっくりきます)

Vsq

2. リバース向き(背もたれ側を向く)

  • 肩パッドが二段階に伸びる設計のおかげで、背もたれ側に体を向ける「リバースVスクワット」も無理なく行えます
  • リバースで構えると、重心が自然とやや後ろに移り、股関節の伸展動作が強調されるため
    → お尻(臀部)をメインに狙いたいときに非常に使いやすい印象
    → 通常向きよりも、骨格差の影響を受けにくく、スムーズに可動域を使えると感じました
  • フリーウェイトのバックスクワットよりもフォームの自由度は低いですが、上半身をしっかり固定して「押し上げる」動作だけに集中できるので、ジムに慣れていない方や、下半身トレーニングに苦手意識がある方にも取り入れやすいと思います
  • 特にヒップアップを狙いたい人(女性を含めて)には、リバースで使うパターンを一度試してみてほしいマシンです
VSQ

良かった点

  • ボトム側の可動域が広く、標準フォームでもまずまずのストレッチ感が得られる
  • 肩パッドが二段階構造で、リバースVスクワットにも正式対応している
  • 顔がシートに押し付けられにくく、呼吸しやすい設計
  • リバースで使うと臀部への刺激が分かりやすく、ヒップ狙いの種目として使いやすい
  • バーベルスクワットほどフォームの自由度が高くないぶん、安全に「足トレのメイン種目候補」にもしやすい

気になった点

  • 脚を手前に置いて大腿四頭筋を強調したフォームにすると、膝が90度付近で引っかかるような感覚があり、人によっては可動域を持て余しやすい
  • 足元に空間がある構造のため、踏み板にプレートなどを敷いて可動域を増やすような“裏技”は使いづらい
  • 骨格によっては「四頭狙いのハックスクワット」としてはやや使いにくく、「ハムケツ寄りのVスクワット」と割り切った方がストレスが少ないかもしれません

総評

「フリーのスクワットはちょっと怖い」「でも足はしっかり追い込みたい」という人にとって、フォームをある程度ガイドしてくれつつ、ボトムのストレッチも確保しやすいのが強みです。
特にリバースでの臀部狙いはわかりやすく、女性やヒップメイクを重視したい人にも勧めやすい一台です。

一方で、典型的な「四頭ゴリゴリのハックスクワット」のイメージで足を手前に置くと、骨格によっては動きが引っかかったり、可動域をうまく使い切れない可能性があります。四頭メインで使うよりは「ハムケツ寄りの足トレ」「フリーウェイトの補完」として選ぶと相性が良いと感じました。

参考リンク

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