概要
砂湯駐車場は、北海道弟子屈町の屈斜路湖畔にある観光駐車場です。砂を掘ると温泉が湧き出す「砂湯」の目の前にあり、屈斜路湖を代表する観光スポットとして知られています。
日中は観光客やツーリングのライダーで賑わいますが、夕方以降になると人の流れは一気に落ち着きます。観光地の駐車場という印象が強かったため車中泊には向かないのではと思っていましたが、実際に一晩過ごしてみると印象は大きく変わりました。
所在地:北海道川上郡弟子屈町屈斜路
アクセス:JR川湯温泉駅から車で約15分。国道243号から道道52号を経由し、屈斜路湖畔へ向かうと到着します。
滞在時期
2026年7月上旬
※本記事は筆者が実際に滞在した際の記録・感想をもとに作成しています。設備や利用ルールは変更される場合があります。

設備
砂湯駐車場には清掃の行き届いた洋式水洗トイレがあり、ウォシュレットも設置されています。道東で利用した公共トイレの中でも特に清潔感があり、夜間でも安心して利用できました。
駐車場は50台以上が停められる広さがあり、普通車だけでなくキャンピングカーも駐車可能です。日中は観光客で混み合う時間帯がありますが、夕方以降は空きが目立ち、車中泊をするスペースにも余裕がありました。
水道は手洗い程度の設備のみで、飲料水を補給できる環境ではありません。売店はありますが営業時間が限られるため、食料や飲み物は事前に購入しておくほうが安心です。飲料水は川湯温泉駅に湧き水がありました。キャンプ場の水道がありますが、利用料金を支払わなければ利用できないでしょう。
通信環境は楽天モバイル4Gが安定して利用でき、動画視聴やネット検索でも不便はありませんでした。

サイト環境
駐車場は全面舗装されており、傾斜もほとんどありません。就寝時に車体が傾くことはなく、車中泊には十分適した環境です。
湖に面しているため風通しは良く、夏でも比較的過ごしやすい場所ですが、滞在した日は雨の影響もあって湿度が高く感じられました。屈斜路湖からの湿った空気もあり、一度湿気を含むと車内が乾きにくい印象があります。
また湖畔という立地のため虫は比較的多く、夕方以降はドアの開閉時間を短くするなど少し気を使いました。

周囲の環境
目の前には日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖が広がり、湖岸まで歩いて数十秒という立地です。昼間は観光客が砂湯を楽しみ、散策する人や写真撮影をする人で賑わっています。
その一方で、日が沈むにつれて観光客はほとんどいなくなり、湖畔には静かな時間が流れ始めます。道路は駐車場のすぐ横を通っていますが、夜間の交通量はそれほど多くなく、想像していたほど車の音は気になりませんでした。
民家は近くになく、人の生活音が聞こえるような環境ではありません。聞こえてくるのは風や湖の波の音、時折通り過ぎる車の走行音くらいで、夜は落ち着いて過ごすことができました。

買い出し・入浴
買い出しは川湯温泉街のセイコーマートが最も近く、食料をまとめて購入するなら弟子屈市街のスーパーまで足を延ばすと選択肢が広がります。
入浴施設には困りません。川湯温泉や弟子屈温泉のほか、砂湯周辺には無料で楽しめる野湯も点在しており、道東らしい温泉巡りを楽しんでから車中泊へ向かうこともできます。
観光地という立地ですが、買い物や温泉を組み合わせやすく、旅の拠点として使いやすい場所だと感じました。


良かった点
・観光地でありながら、夜になると驚くほど静かな環境になる。
・ウォシュレット付きの水洗トイレは清掃が行き届いており、安心して利用できた。
・砂湯や野湯が徒歩圏内にあり、屈斜路湖ならではの楽しみ方ができる。
・駐車場は広く平坦で、車中泊しやすい。
・川湯温泉や弟子屈市街へのアクセスが良く、旅の拠点として使いやすい。
気になった点
・湖畔という立地のため湿度が高く感じる日があり、車内が乾きにくかった。
・虫は比較的多く、夕方以降はドアの開閉に気を使う。
・日中は観光客が多く、車中泊目的で長時間滞在していると少し居心地の悪さを感じる人もいるかもしれない。
実際に滞在して感じたこと
砂湯駐車場に来る前は、「ここは観光地だから落ち着いて車中泊できる場所ではないだろう」と思っていました。道路にも近く、人の出入りも多そうだったので、一晩過ごす場所としてはあまり期待していなかったのです。
実際、昼間はその印象どおりでした。砂湯を楽しむ観光客やツーリング中のライダー、湖畔を散策する人たちで賑わいがあり、純粋な車中泊スポットという雰囲気ではありません。車を停めて景色を眺めていても、「観光地の駐車場にいる」という感覚のほうが強く、長居をする場所ではないようにも感じました。
ところが、その印象は日が暮れるにつれて大きく変わります。
夕方を過ぎると観光客の姿はほとんどなくなり、駐車場には静かな時間が流れ始めました。道路はすぐ近くを通っていますが、夜間は交通量も少なく、一番奥の区画に車を停めていたこともあって、走行音は思っていたほど気になりませんでした。
耳に入ってくるのは、風で木々が揺れる音や湖から聞こえる小さな波音くらいです。昼間の賑わいを知っているだけに、その静けさとのギャップがとても印象的でした。
一方で、湖畔ならではの特徴もあります。滞在した日は雨の影響もあり湿度が高く、車内の空気は少し重たく感じました。朝になっても湿気が抜けにくく、湖の近くで過ごしていることを実感します。また、虫も比較的多いため、窓を開けるタイミングには少し注意が必要でした。
それでも、この場所には屈斜路湖の景色と温泉地ならではの空気があります。近くには野湯が点在し、少し車を走らせれば川湯温泉や弟子屈温泉にも立ち寄れます。温泉を楽しみ、湖畔を散歩し、静かな夜を迎えるという流れは、この場所ならではの贅沢な過ごし方だと感じました。

個人的評価(★は主観)
快適度:★★★☆☆
静寂度:★★★☆☆
景観:★★★★★
車中泊のしやすさ:★★★★☆
リピートしたい度:★★★★☆
アクセスメモ
国道243号から屈斜路湖方面へ向かう道は全線舗装されており、道路幅にも余裕があります。案内標識も分かりやすく、初めて訪れても迷うことはありませんでした。
駐車場は入口から奥までフラットで、大型車でも駐車しやすい造りです。夜間に静かに過ごしたい場合は、道路から少し離れた奥側のスペースを選ぶと、走行音も比較的気にならず落ち着いて過ごせると思います。
総評
砂湯駐車場は、最初から車中泊を目的に造られた場所ではなく、屈斜路湖を訪れる人のための観光駐車場です。そのため昼間は人の出入りが多く、静かな車中泊地を求めて訪れると、少し落ち着かない印象を受けるかもしれません。
しかし、実際に一晩過ごしてみると、その印象は良い意味で裏切られました。日没後は観光客がほとんどいなくなり、湖畔らしい穏やかな時間が流れます。道路が近いことも心配していましたが、夜間の交通量は少なく、想像していたほど騒がしさはありませんでした。
もちろん、湿度の高さや虫の多さなど湖畔特有の環境はありますし、設備面だけを見れば車中泊専用施設には及びません。それでも、屈斜路湖の景色を間近に感じながら静かな夜を過ごせるという魅力は、この場所ならではです。
観光地だからと敬遠してしまうには少し惜しい場所でした。温泉巡りや道東観光の途中で一泊する場所として考えれば、十分満足できる車中泊スポットだと思います。
トレーニングと静かな旅が好きな社会人トレーニーです。このサイトでは「トレーニング/旅行/お金/日記」の4つを軸に、ジム巡りの記録やマシンの感想、電動アシスト自転車や軽バン旅のメモ、早期退職後のお金まわりの試行錯誤などを書いています。
ジム設備紹介は、あくまで「自分の備忘録を兼ねた私的データベース」というスタンスでまとめています。狭い・古い・物足りないといった不満を書くよりも、「今ある環境でどう工夫すれば気持ちよくトレーニングできるか」を考えるほうが人生が楽になる、というのが私の考え方です。運営さんやスタッフさん、そこで真面目に通っている人たちを不必要に傷つけるような書き方はしないことを自分なりのルールにしています。
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