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筋トレをすることのデメリットとは?|健康とのバランスを考える

結論から

筋トレは体を変えてくれるし、心の自信にもつながります。でも「いいことばかり」ではなく、やり方や考え方によっては健康や人間関係に少し影響が出てしまうこともあります。大切なのは、筋トレを敵にするのではなく「どうすれば気持ちよく続けられるか」を考えることです。




筋トレにある「やりすぎ」の落とし穴

筋トレを始めると、最初は体がどんどん変わっていくのが楽しくて仕方がないと思います。腹筋がうっすら割れてきたり、肩が盛り上がってきたりすると、「もっと頑張れば、もっと良くなるはずだ」と思いますよね。

ただ、ここに少し落とし穴があります。理想に近づけば近づくほど「まだ足りない」「もっとやりたい」という気持ちが強くなるんです。人の心理として、目標を達成するとその先を求めてしまうからです。

結果としてトレーニング量がどんどん増えたり、食事制限が極端になったりすることがあります。実際に、筋肉の成長に関わる「mTOR」という仕組みを強く刺激し続けると、筋肉は大きくなっても健康面でのリスクが指摘されています(注1: Schoenfeld, 2013)。体を鍛えているのに体調を崩してしまったら、本末転倒ですよね。

体を壊すまで頑張る必要はありません。適度な休養や「今日は軽めでいいかな」と思える余裕を持つことも、長く続けるためには大事な要素だと思います。


人間関係とどう向き合うか

もうひとつ見過ごせないのが、人間関係への影響です。毎日1〜2時間トレーニングをして、食事もきっちり管理して、夜は早く寝る。これを続けると、どうしても家族や友人と過ごす時間が少なくなります。

「ジムに行くから今日は会えない」「外食は栄養管理ができないから行かない」ということが続くと、周りからすると「なんだか付き合いにくいな」と思われてしまうこともあるかもしれません。特に競技を目指している人の中には、家族や恋人との関係が難しくなった、という話もあります。

もちろん、全員に理解してもらうのは無理な話です。だからこそ「自分の頑張りを理解してくれる人を大事にする」くらいの気持ちでいいと思います。わかってくれる人と一緒に過ごせば、筋トレももっと前向きに楽しめますし、心にも余裕が生まれるはずです。


鍛えた体が与える印象

意外に見落とされがちなのが、外見による印象です。筋肉質な体はかっこいいし憧れる人も多いですが、初対面では「近寄りがたい」と思われてしまうこともあります。

特に運動習慣がない人や、食べたいときに好きなものを食べる生活をしている人にとって、筋トレ中心のライフスタイルはなかなか理解しづらいものです。毎日決まった時間に食事をして、休日もジムに行って、睡眠もきっちり取る。これを聞けば「すごいな」と思う人もいれば、「自分とは合わなそう」と感じる人もいるでしょう。

でも、それは仕方のないことです。誰にでも「自分とは合わない」と感じる相手がいるように、筋トレをしている人もまた一つの個性。大切なのは「全員に好かれる必要はない」と考えて、自分の生き方に納得していることだと思います。



デメリットをやわらげる工夫

では、こうしたデメリットをどう和らげていけばいいのでしょうか。

まず健康面については、「休む勇気」を持つことです。疲れが抜けないときや、体に違和感があるときは、迷わず休む。時には医師に相談してチェックしてもらう。そうすることで、大きなトラブルを防ぐことができます。

人間関係については、自分を理解してくれる人との時間を大切にすることです。全部を犠牲にしてしまうと孤独になりがちですが、無理をせず「理解してくれる人だけを大事にしよう」と思えると気持ちが楽になります。

そして生活全体では「二歩進むために一歩下がる」という柔軟さが大切です。計画通りにいかなくても落ち込まず、体調や状況に合わせて工夫する。その余裕がある人ほど、結局は長く筋トレを楽しめるようになると思います。


まとめ

筋トレはメリットが多い一方で、やり方を間違えるとデメリットになることもあります。

  • 追い求めすぎると健康を損なうことがある
  • こだわりすぎると人間関係が難しくなることがある
  • 外見が周りに距離感を与えてしまうこともある

でも、どれも工夫次第で和らげられるものです。休む勇気を持つ、理解者を大事にする、柔軟さを忘れない。これだけで筋トレはもっと前向きな習慣になります。


私ならこうします

私なら、筋トレを「生活の一部」として楽しむのが一番だと思います。週に1日は休む日を作るし、友人や家族との時間も「大事な栄養」だと思って確保します。その方が心も体もリフレッシュできて、結果的にトレーニングにもいい影響が出るからです。筋トレはゴールではなく、人生を豊かにするための手段。そう考えれば無理なく続けられると思います。



参考文献(脚注)

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