筋トレで筋肥大するためのタンパク質の量と種類、どう選ぶ?

筋肉を大きくしたいとき、「どれくらい」「どんな種類」のタンパク質を摂ればいいのかは、迷いますよね。ここでは難しい言い回しは避けて考えてみます。


結論から

  • 量の目安:体重×2g/日 が、筋ダメージの回復と筋合成を回すための最低ラインです。
    (例)体重70kg → 140g/日
  • 種類は分散。肉・魚・卵・乳・大豆・プロテインなど、いろいろな食材からまんべんなく摂るのがおすすめです。
  • トレーニング直後は吸収の速いタンパク質(ホエイなど)が便利です。


量:体重×2g/日をまずは目安に

筋トレでスイッチが入った筋肉は、材料(アミノ酸)が足りていると合成が進みやすくなります。
そこで体重×2g/日を“まずはここから”のラインにしてみてください。

  • この量で回復が追いつかないサイン(握力の明らかな低下、収縮が弱い感覚、張りの消失など)が出るなら、少しだけ増やすのも手です。
  • 一度に大量ではなく、1日3〜5回に分けて摂ると消化も楽で、合成も回りやすくなります。
    目安:1回あたり20〜40g(体格・食間・トレ強度で調整)


スポーツ栄養の分野では、体重1.6〜2.2g/日あたりの範囲で個人差に合わせる見解もあります。トレ量や体格、消化の強さで微調整して良い、というスタンスですね。


種類:一つに偏らず“いろいろ”がコツ

タンパク質は20種類のアミノ酸でできています。特定成分に絞るより、食材のバリエーションで幅広く摂る方が、結局は安定します。

  • 動物性:鶏むね・卵・ヨーグルト/牛乳・赤身肉・魚(特に青魚は脂質の質も◎)
  • 植物性:納豆・豆腐・厚揚げ・大豆ミート・全粒穀物
  • 補助:プロテイン(ホエイ、カゼイン、ソイ など)

BCAAなど特定アミノ酸だけに頼るより、まずは食事+プロテインで全体を満たすイメージが扱いやすいです。


タイミング:トレ後は吸収の速いものを使う

トレーニング直後は、身体が筋肉の回復を優先するモードになり、栄養が吸収・利用されやすい時間帯です。ここでは吸収の速いホエイプロテインが便利です。

  • トレ後30分以内を目安に、タンパク質20〜40g
  • 余裕があれば、糖質(バナナ、白米など)も少量添えると、回復の追い風になります。
  • 就寝前はゆっくり吸収のカゼインが相性が良いです。


「トレ後に限らず、1日の合計量と分配が最優先」という意見もあります。トレ後を逃しても、その日の総量を確保できれば大きな問題は起きにくい、という視点です。


例:体重70kgの1日プラン(合計140g)

  • 朝:卵2個+ヨーグルト(約25g)
  • 昼:鶏むね150g+納豆(約45g)
  • 間食(トレ前後):ホエイ1杯(約20〜25g)
  • 夜:魚150g or 豆腐半丁+厚揚げ(約35〜45g)

※数字はおおよその目安です。消化の具合や満腹感に合わせて入れ替えてOK。


まとめ

  • :まずは体重×2g/日。足りない感があれば少し増量
  • 種類いろいろな食材からまんべんなく。
  • タイミングトレ直後はホエイが便利。1日の総量と分配を大切に。

私ならこうします

  • 普段は食事メインで確保し、足りないぶんだけプロテインで調整します。
  • トレ後はホエイ1杯+簡単な糖質、就寝前は食事またはカゼイン寄りで“合成の続き”を狙います。
  • 体感(疲労・握力・筋の張り)を見ながら1.8〜2.2g/日の範囲で微調整します。無理のない線で、続けやすさ最優先です。


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